マツシロ11・11のつどい

 松代大本営地下壕-太平洋戦争末期に掘られた、総延長11kmを超す複数のトンネル群である。戦況が悪化するなか、天皇や軍、政府の中枢機関を移転し守るために、多数の朝鮮人労働者を動員して極秘で工事が行われた。

 トンネルのひとつ、象山地下壕のそばには「慰安所」が作られ、朝鮮人の女性たちが「慰安婦」にされた。工事による犠牲者の全容は、いまだ明らかになっていない。

 1944年11月11日、工事着工のダイナマイトの爆発音が鳴り響いた。そして、60年をこえる月日がたつ。

 かえりみられず、忘れ去られようとしている歴史-「もうひとつの歴史」に、地下壕の闇の中で向き合う。去っていった人々に思いを馳せ、この時代、この国の今に生きる「私」を問うために-。

■2006/11/12 10:30~11:00ごろ
■場 所:象山地下壕 公開部分奥(地下壕入り口から会場まで壕内を徒歩15分)
■参加料:無料

【会場までの交通】
JR長野駅からタクシーで30分弱、約4,000円。またはバスターミナルから川中島バス30分。「松代八十二銀行前」下車後徒歩20分で受付の入り口。(1時間に2本)

■「マツシロ11・11のつどい」とは
 松代大本営地下壕工事の犠牲者追悼、そして日本の歴史における「マツシロ」の意味を確認し未来に継承していこうという思いのもと、工事が本格的に着工された1944年11月11日を記し、11月11日に近い休日につどいを開催しています。1992年以来毎年、象山地下壕の中で行ってきました。主催しているのは、地下壕造営工事にまつわる朝鮮人強制労働の事実の調査や、工事に関連して設置された「慰安所」建物の保存・資料館化に取り組む、長野市・松本市・首都圏の市民グループ、他です。
 この[つどい]は心を寄せてくださる皆さんの協力と資金援助ですべてが運営されます。ぜひ賛同人・賛同団体になって下さい。賛同金は、個人1000円・団体3000円です。実行委員会宛に郵便振込用紙でお送り下さい。なお経費削減のために振込用紙をもって領収証とさせていただきますのでご了承下さい。
 
[マツシロ11・11]のつどい実行委員会 連絡先
Tel:026-275-4523(小林修)
  (昼間のみ。下崎印刷内)
→「歴史館」実行委からのお知らせ



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